夏目漱石山房記念館を訪れて

西早稲田駅を降りて、ほとんど一本道を歩いて夏目漱石三房館に着きました。駅を降りてから看板も出ていたので不安なく歩いていくことができます。夏目漱石山房記念館に着くと植物と夏目漱石銅像が目に入ってきます。坂を下っていくように歩いていくと庭に行くことが出来ます。庭は基本的に撮影などは禁止のようでした。庭にはソメイヨシノの木が2本生えていて、ちょうど桜が咲いていて綺麗でした。風も少し心地よい風が吹いていました。天気がよければここで読書をしてもいいかもしれません。

 

 私が来館した時は漱石からの手紙がテーマでイベントが開催されていました。時期によってイベントが開かれているようです。山房記念館にはカフェも隣接しています。私が行った時は丁度定休日でした。少し、残念でしたが再訪した時に行けたらいいなと思います。読書をするスペースもあります。コーヒーを飲みながらお気に入りの本を楽しむ時間も過ごせそうです。

 

 展示スペースに入ると漱石の書斎が再現された展示がされてあり、どんなところで小説を書いていたのか思いを馳せる事ができます。本に囲まれていて文机が中央に置いてあり、お洒落な感じだなと感じました。ただ、文机は腰が痛くなりそうだなぁと俗物的なことも感じます。撮影スポットとして漱石の人形を写真で撮ることのできる場所もありました。

 2階にあがり、漱石の手紙の展示がされているスペースにつきます。

 

 『僕は一面において俳諧的文学に出入りすると同時に一面において死ぬか生きるか、命のやりとりをするような維新の志士の如き烈しい精神で文学をやってみたい。』

 

鈴木三重吉あての手紙、明治三九年十月二十日

 

この文章が一番、印象に残りました。何か一つのものに集中しきるということを私もしていきたいと思います。この文章に惹きつけられるのは、現実にはそうできてないと感じる自分がいるのかもしれません。

 

 

地下室には夏目漱石に関連した本の図書館があり、自分の家の本棚より本が多いので夏目漱石ってやはりすごいんだなと思いました。それだけ、世の中の人に影響を与え、作品もつくっているんだなぁと。

 

正直、私は夏目漱石について知識がたくさんあるわけじゃありません。それでも、楽しむことはできました。

 

私は記念に猫の墓のデザインの栞を買いました。自分の家に本が増えるのも嬉しいですがデザイン性の高い栞が増えるのも嬉しいですね。

休日の旅先の候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?